日本発のブロックチェーン「いろは」がHyperledgerのインキュベーションに

日本のブロックチェーンベンチャー企業ソラミツが提案していたブロックチェーン「いろは(Iroha)」がHyperledger プロジェクトのインキュベーションとして正式に受諾されたことが11月1日に発表された。

 

「いろは」は今年の9月にスイスでHyperledgerプロジェクトに提案されていたもので、IBM等のFabric、IntelのSawtooth Lakeに続いて世界で3番目のインキュベーションとなる。

 

現在HyperleedgerプロジェクトはC++言語で書かれているインフラプロジェクトを持っておらず、貢献できるデベロッパーが限られていた上に、ユーザー同士のやり取りやモバイルアプリには力を注げておらず、分散型台帳の活用を広げていく点が課題となっていた。「いろは」の目指すゴールがこの2つの課題するもので、モバイルユーザーインターフェース開発のライブラリを提供し開発者を集られることがインキュベーション認定の理由として説明されている。

 

ソラミツにはフルタイムのエンジニアがおり、武宮誠氏とその他6人のエンジニアによって今後プロジェクトが進められる他、日立、NTTデータ、イスラエルのColu等、Hyperledgerのメンバーである企業が参加することが予定されている。

 

ソラミツはこれまでも損保ジャパン日本興亜ホールディングスとのブロックチェーンを使った天候デリバティブ商品の開発や、東京大学等と共同でブロックチェーンを使った地域通貨の研究などにも取り組んでいる。ソラミツのプレスリリースでは、楽天証券株式会社との本人確認システム共同開発や、みずほ情報総研株式会社等のシステム開発会社との利用可能性の検討についても言及されている。
「いろは(Iroha)」の主なユースケースとしては、決済、証券取引、金融商品管理等のFintech関連のものから、契約管理、サプライチェーン管理、本人確認、医療、IoTなど様々なものが挙げられており、引き続き共同開発パートナーやユースケースパートナー等が募集されている。

 

【参照元】

Hyperledger

プレスリリース

ソラミツコーポレートサイト

 

日本発のブロックチェーン「いろは」がHyperledgerのインキュベーションにCoinPortalで公開された投稿です。

Source: Coin Portal

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