ブロックチェーンを活用したトレーディングカードゲーム、Spells of Genesisに続いてForce of Will も同じプラットフォームを活用した取り組みを行っている。
ゲームのアイテムにブロックチェーンを活用することでどのような効果が生み出せるのだろうか。
【Force of Willの事例】
Force of Will は世界30カ国以上で販売される日本発のカードゲームで、アメリカではマジック・ザ・ギャザリング、遊戯王、ポケモンに続いて第4位の売り上げを誇る人気のトレーディングカードゲームだ。現在このゲームのオンライン版である「Force of Will Battle Simulator」でブロックチェーンが活用されておりこのゲームはβ版で公開されている。
①ゲームのアイテムが仮想通貨と同様のトークンに
このゲーム内で使われるカードはビットコインのブロックチェーンを使ったプラットフォームCounterparty(カウンターパーティ)のトークンとなっており、これによってユーザーはゲームのアイテムを本当の意味で所有できるようになる。カードを自由に人と交換したり、売買することが可能な他、もしもゲーム自体が無くなってしまっても、カードのアセットは手元に残る。
②Book of Orbsとの連携
Book of Orbsとはユーザーがブロックチェーン上のゲームアセットを送受信したり集める際に使えるアプリだ。ゲーム向けのビットコインウォレットのようなもので、AppStoreやGoogle Playからダウンロードが可能。ORBsはOwnership Revolution on the Blockchainを略したものだ。
これと連携することによってユーザーがカード集めや他プレイヤーとのカード売買をより容易に行うことができ、さらに連携させるとゲーム内のカードのビジュアルエフェクトが通常のものより豪華になる機能も付け加えられている。
③他のブロックチェーンを使ったゲームとコラボ
Force of Willのカードの一部は同じブロックチェーンのアセットを使うカードゲーム、Spells of Genesisでも利用が可能になることが決定している。これによって異なるゲーム間でのプレイヤーの移動や交流が生まれることが期待できる。
④WILLCOIN – ブロックチェーンを使った通貨
Force of Willはカードと同じくカウンターパーティーを使った仮想通貨トークンWILLCOINも発行しており、WILLCOINを1枚と引き換えにランダムなカードのくじ引きができる仕組みになっている。また、Book of Orbsの中ではカードをトレードするための中間通貨としても使われる。
11月28日より初回の販売が予定されており、今回の販売数は20,000WILLCOINで、1セット5,000WILLCOINが0.0062BTC~0.0069BTC(現在のレートで500円前後)の価格で販売される。
(最新のレートを確認するには<ビットコイン計算機>をご利用ください。)
ゲーム業界でも注目が集まるブロックチェーン。金融機関や他の大企業の取り組みとは違い、一般のユーザーがβ版を実際に試してみることができるのも面白みの一つだ。今後このプラットフォームを使ってどのような相乗効果が生まれるのか、注目していきたい。
ゲームForce of Willのブロックチェーンを使った試みはCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
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