【10月10日週のビットコイン相場】

10月10日週のビットコイン／円相場は上昇。先週の終値（10月9日クローズ時点）63,456円から11日にかけて64,390円へ高値を更新したあと上値を伸ばし66,000円台を突破。13日に週内の最高値となる66,751円を示現した。その後、利食いの売りに押されてやや値を落とすものの、本稿作成時点で66,400円～66,500円のレンジを形成し、高値揉み合いを続けている。ビットコイン/円価格が65,000円を越えるのは7月31日以来のことで、およそ2カ月ぶりの高値水準で週末を迎える形となる。

この11日のビットコイン／円価格の上昇幅は前日比＋3.637％と大きな値幅となったが、これと時を同じくして中国人民銀行（中央銀行）は人民元売買の基準となる為替レート「基準値（中間値）」を対米ドルにして１ドル＝6.7098元とすることを発表していた。これは2010年9月27日以来およそ6年ぶりの元安・ドル高の水準であり、このことがビットコイン取引の8割以上を占める中国勢に元安の懸念を与えて今回のビットコイン相場の上昇につながったのではと見る向きもある。

世界のビットコイン取引量の1位、2位を占めるのはともに中国の取引所であり（OK CoinとHuobi）、どちらの取引所も以前コインポータルの取材に対して顧客がビットコインを入手する理由の大きなひとつは資産管理の上でのリスク分散である、と回答している。

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Source: Coin Portal