プライベートブロックチェーンMijinを提供するテックビューロと仮想通貨プロジェクトNEM(New Economy Movement、仮想通貨XEMを発行)は、ブロックチェーンを使った証明書発行ツール、Apostille(アポスティーユ)を提供開始した。
このツールは記録したいファイルをブラウザにドラッグ&ドロップするだけで自動的にハッシュを生成しブロックチェーン上に記録できるもので、自動的に新たなアドレスを作成して署名済みファイルと秘密鍵が記載された証明書画像とを含んだ圧縮ファイルを自動生成する。
また、生成された証明者のアドレスをマルチシグに変換すれば、所有権を第三者に譲渡することもできる。
主な用途としては以下のようなものが想定されている。
1.土地やアート、写真、宝石、特許、音楽、自動車等の所有権の登記
2.議事録や契約書、メール、ツイート、音声記録、ログ、タイムカードなどのタイムスタンプ記録
3.売り上げデータや会計データなど、後に監査が必要となる情報の記録
このサービスはMijinとNEMの両方で稼働するウォレット「Nanowallet」の一部として提供されている。
なお、NEMは2014年にスタートしたビットコイン2.0プロジェクトでビットコインで使われるプルーフ・オブ・ワークではなく、経済活動への貢献度に応じて手数料が分配されるプルーフ・オブ・インポータンスというコンセンサスアルゴリズムが使われている。Mijinはnemの開発チームを誘致してプライベートブロックチェーン構築用のプラットフォームとしてテックビューロが開発したものだ。
Nanowalletのソースコード: http://i.nf/nanowallet
Apostilleの詳細(英語):https://www.nem.io/ApostilleWhitePaper.pdf
【関連記事】
・アートや音楽にブロックチェーンを活用しようとするプロジェクト5つ
・ブロックチェーンでダイヤモンドの所有権記録、エバーレッジャー
テックビューロとNEMがブロックチェーン証明書発行ツールを公開はCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
コメントを残す