【東京市場】円独歩安、ドル円は101円台後半

 東京外為市場終盤は、円が独歩安となっている。OPEC(石油輸出国機構)が8年ぶりに減産で合意したことから、リスク選好の思惑が広がり、朝方から円売りが先行した。ドル円は、序盤から中盤にかけて、100円台後半から101円台半ばまで上昇すると、その後は、同水準で小動きとなっていた。だが、終盤になると、再び円売り圧力が強まり、101円台後半に水準を引き上げている。クロス円も上昇しており、円全面安の展開となっている。ドル円は101円台後半、ユーロドルは1.12ドル台前半で推移している。

 ドル円は101円台後半で取引されている。OPECの減産合意を背景に、朝方から買いが先行した。8時過ぎに、まとまった円売りが出ると、101近辺まで上昇した。さらに、米債利回りの上昇を受けて、中盤には、9月23日に付けた直近の高値101.24を上抜き、101円台半ばまで上昇した。その後、101.30付近での膠着が続いたが、欧州時間が迫ると、再び買い意欲が強まり、101.50の節目を上抜くと、101.72付近まで水準を引き上げた。その後も、同水準での取引となっている。明日、月末、四半期末、半期末が重なることから、これを見越した動きもあったようだ。
 
 ユーロ円は、114円台前半で取引されている。ドル円と同様に、朝方から買いが先行する展開となった。朝方は112円台後半で取引されていたが、ドル円の上昇を受けて、中盤には、113円台後半に水準を引き上げた。その後、同水準で上げ一服となっていたが、終盤にかけて再び買い意欲が強まり、114円台前半に上昇した。

 ユーロドルは、1.12ドル台前半で取引されている。東京時間では、ユーロ独自の材料が乏しかったことから、1.12ドル台前半でのもみ合いとなった。

 日経平均は反発。終値は前営業日比228.31円高の1万6693.71円となった。

 午後3時23分現在では、ドル・円は1ドル=101.70円前後、ユーロ・円は1ユーロ=114.09円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1219ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug

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