【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社は責任を負いません。
こんにちは。国府勇太です。
今週(3月19日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「さらに下落!80万円割れ」です。
3月12日(月)に1,025,841円と100万円台スタートしたビットコイン円。
今週も神経質な動きが続きました。
13日(火)にはほとんど動きなし。
14日(水)には大きな陰線をつけ、90万円を割り88万円でクローズ。
その後も100万円を超えることはなく、週末まで安値で停滞。
そして、18日(日)にはさらにもう一段さげ、とうとう80万円割れの安値78万円をつけました。
その後、大きく反発し86.9万円で週末クローズしました。
仮想通貨に対しての各国の規制強化の動きといったニュースが、投資家の買いを踏みとどまらせてる状況です。
アルトコインも同じく軒並み下げており、仮想通貨全体が暗いムードです。
今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
ボリンジャーバンドとは、1980年頃に開発されたテクニカル分析のひとつで「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。

今回、注目するのがバンドの下のラインである-2σ(シグマ)です。
先週末の下落(18日の下ヒゲ)で、このバンドのラインにタッチしています。
一般にこのラインは「反発のポイント」です。現にこのポイントからしっかり上昇しています。
長期的に上昇と見る場合は、「買い」の良いポイントです。
ただ、真ん中のMAは下向きなので、もう一段下がるリスクもあります。
長期投資でロングを持ちたい場合は、ポジションを複数回に分けてエントリーしましょう。
次に、一目均衡表もみてみましょう。

現在、一目の雲の下に位置しており、この暗いマーケットが一目(ひとめ)で確認できます。
この暗い相場は、1月16日以降ずっと続いています。
今後、この雲を抜ければ再び上昇トレンドへ転ずる可能性は十分にあります。
特に、先行スパンの交わる「4月4日以降」に注目です。
2つの先行スパンが交わる日は、「雲のねじれ」といわれ、トレンドが変わりやすいと言われています。
ここ数ヶ月でビットコイン投資をはじめた方にとっては今の悲観マーケットは絶望的とすら思えますが、
以前からビットコイン投資をしている方にとっては、こういった「仮想通貨はもうだめだ」といった雰囲気のマーケットを過去に何度も経験しています。
最近の、ネガティブなニュースも「なにをいまさら」といったような内容ばかりです。
もともとビットコインその他が、非中央集権的な通貨を構築しようとする試みなので、中央集権の権化である中央銀行その他が否定的なコメントをするのは当然の結果と捉えています。
今後、「再びビットコインが盛り上がるのか?」、「それとも一時的な投機ブームで終わってしまうのか?」、仮想通貨は2018年にその真価が問われることになりそうです。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記載の内容は作成者の個人的見解であり、ワイジェイFX株式会社の見解ではありません。
また、記事の内容はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。
これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者及び、ワイジェイFX株式会社は一切の責任を負いません。
投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Source: ビットフライヤー
コメントを残す