【東京市場】NZファーストが労働党サポートで、NZドル売り

 19日の東京市場、ドル円は113円を挟んでのもみ合いが続いた。
 前日の海外市場で米債利回りが上昇し、ドル高が進行。北朝鮮リスクについて、中国共産党党大会に祝電を送っており、中国の面子をつぶす形になる大会期間中の示威行動は避けるとの思惑が広がり、円安につながった。
 次期FRB議長候補を数日中に発表するという米報道官の発言も、テイラー教授が優勢との見方と合わせて、ドル買いに。
 東京市場中は目立った材料が出てこず、ドル円は113円ばさみ。NZドル円の売りを受けてやや値を落とす場面も、112円90銭割れまでと、下値がかなりしっかりしており、その後113円台を回復した。
 日経平均は13連騰濃厚で、ドル円の支えに。

 NZドルは、連立政権のキャスティングボードを握るNZファースト党のピーターズ党首の発表待ちで不安定に。朝方は上昇も、午後といわれた発表が現地時間の夕方になっても始まらず、神経質なNZドル売りを誘った。
 第二党である労働党の事務所で歓声などの噂や、ピーターズ党首の発表後、労働党のアーダーン党首が会見などの発表を受けて、労働党・緑の党連合をNZファースト党が支持するとの見通しが広がり、NZドル売りの動きも。
 最終的にNZファースト党のピーターズ党首は労働党を支持すると発表し、労働党・NZファースト、緑の党の連立政権が出来ることになり、NZドル売りに。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug

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