週明け28日の東京市場でドル円はやや頭の重い展開となった。
先週末のジャクソンホール会議でのイエレン議長講演では、今後の金融政策について触れることが避けられた。前向き姿勢の表明を期待していた市場は講演を受けてドル売りとなり、109円台前半まで値を落として週の取引が終了。週明けも同水準でのスタートとなり、いったんは少し値を戻す場面が見らえたものの、戻りは鈍く、下値をトライする展開に。
この後のロンドン市場が休場となる中で、議長講演の影響を織り込む流れが続き、一時109円03銭を付ける動きに。もっとも、大台割れを試すほどの勢いも見られず、安値圏でもみ合った。
先週末のイエレン議長の講演に加え、ドラギ総裁の講演でユーロ高牽制が見送られたことをうけてのユーロ買いドル売りの流れは、週明けいったんさらに強まった。1.19台にしっかり乗せて迎えた週明け。もう一段の反応を見せる格好で1.1965近辺まで上昇。しかし、上昇一服後は利益確定の売りが入り、値を落とす展開に。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
コメントを残す