7日の東京外国為替市場は10時10分の日銀オペ通告において示された、2月以来の指値オペと、残存5年超10年以下の買い入れ500億円増額(従来の4500億円を5000億円に)を受けて、円安が進む展開となった。
指値オペの詳細は対象が新発10年利付国債347回債、買い入れ利回りは0.11%。2月3日以来、日銀としては3回目となる(なお第1回の昨年11月17日は中期ゾーン)指値オペとなった。通告時点での10年債利回りは0.105%。通告を受けて0.09%台に落ちており、指値オペへの入札はなかった。
発表後113円20銭近辺から113円50銭近辺までドル高円安が進んだドル円は、その後もしっかりと円安が進み、一時113円84銭まで。指値オペ入札無しなどの状況がきっかけに少し調整が入ったものの、113円台半ばが支えとなり、高値圏で推移が続いた。
米雇用統計前で突っ込んだ動きには慎重姿勢も見られたが、指値オペというワードにアルゴ取引が反応した面もあり、ドル高円安が進んだ。
クロス円も軒並みの上昇。ユーロ円は129円台前半から130円手前に迫るなどの動きが見られた。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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