【東京市場】ドル円小動き、豪ドル円は中国PMIの低下を受けて重い

 東京外国為替市場終盤のドル円は111円前後で小動き。

 ドル円は日経平均株価の上昇を手がかりに111.07円まで強含んだ後、動意が乏しくなった。111円を挟んでのもみ合いが続いて、午後に入ると111.10円前後まで上昇したが、高値圏を維持できずに軟化している。トランプ政権のロシアゲート疑惑の続報が警戒されることから上値は限定的。ただ、来月の米利上げ確率が高まりしていることがドル円を支えている。
  
 豪ドル円は82円前半まで戻してきている。財新が発表した5月の中国の製造業PMIが景気判断の分岐点である50を下回ったことが豪ドル売りの背景で、一時81.91円まで下落した。その後は82円近辺でのもみ合いが続いたが、売りの勢いは弱まり82円台前半まで戻している。

 4月の豪小売売上高には消費減速懸念を払拭するほどの強さがあり、1-3月期の豪民間設備投資も悪くはなかったが、中国の景況感指数に重点が置かれた値動きとなった。

 ユーロ円は124円後半。124.92円まで上昇した後は上げが一服している。ポンド円は142円後半で推移し、小幅高のまま小動きとなっている。

 ユーロドルは1.12ドル半ばでもみ合いが続いた。終盤にかけてはじり安で推移している。
  
 日経平均は急反発。終値は前営業日比209.46円高の1万9860.03円となった。
   
 午後3時2分現在では、ドル・円は1ドル=111.00円前後、ユーロ・円は1ユーロ=124.68円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1233ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京

Source: klug

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です