現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円「最高値更新からの急降下。どう対処する?」

【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。

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こんにちは。国府勇太です。

今週(5月29日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。

 

では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

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先週を一言で表すと「史上最高値更新!からのジャットコースター」です。

 

週オープン22日(月)に261,294円でスタートしたビットコイン円。

その後もしっかり値を伸ばし、25日(木)には347,789円という史上最高値をつけました。

 

ただ、ここまで急激に上昇するとその分反落も激しかったです。その後はジェットコースターのような急降下。

27日(土)には203,690円と20万円割れ直前まで下げました。

 

実に高値から40%近くも値を下げていることになります。

(100万円投資していたら2日で60万円になったということ)

 

このインパクト、どのくらいすごいのかというと下記です。

ドル円が、2日で113円→「67.8円」になるのと同様

日経平均が2日で19,000円→「11,400円」になるのと同様

 

ビットコイン円だと実感しづらいですが、なんとなくイメージできますでしょうか。

ただ、その後はしっかり買いも入り、265,257円で週末クローズしています。

 

ちなみにフィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

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ドル円はアルトコインも含む暗号通貨とは対照的に、穏やかなマーケットでした。

この差が対照的な1週間でしたね。

 

今週の見通しは?

先週、「じっくり押し目をつけるのを待ちましょう。」と言っていましたが、テクニカル的にはさっそくチャンスがやってきています。

 

SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。

パラメーターは以下です。

短期線(白):25日

中期線(赤):75日

長期線(黄):200日

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見るとテクニカル上もしっかり押し目をつけています。

先週の下落の底がちょうど75SMAで支えられています。

 

もちろんテクニカル的に買いのポイントです(個人的にもこのレベルで買い増しています)。

 

今後も20万円台に近づけばある程度積極的に買いたい場面です。

また、200SMA(長期線)の15万円台はさらにしっかり買いたい場面です。

 

先週までのビットコイン界隈の明るい雰囲気は一転しています。

ただ、だからこそ今参入したばかりの投資家にはチャンスが転がっています。

 

ボラティリティが大きくマーケットがいくらでも歪むのがビットコインの相場です。

この相場をうまくつかい、なるべく安値でのロングを心がけましょう。

 

 

売ったり買ったりを繰り返すよりは、投資に回せるお金を少しずつ有利なコストでビットコインを買い増していく方(貯金の代わり)が実りが大きいと考えます。

 

見通しは長期でまだまだロングで変更はありません。

一旦は下げましたが、再び最高値を目指し、そして更新して行く展開であると見ています。

 

正直、ビットコイントレードにはトリッキーなトレードは必要ありません。

バイ・アンド・ホールド(買って保有しておく)がベストだと信じています。

 

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう。

Source: ビットフライヤー

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