【NY市場】米債利回りの低下がドル売り誘う

 米個人支出の前回値が上方修正、今回の数値も予想通りとはいえ、かなり強めの数字となり、ドル買い円売りを誘った。インフレターゲットの対象であるPCEデフレータも前回値が修正されており、こちらもドル買いの材料に。ドル円は一時111円20銭台まで上値を伸ばした。

 しかし、そこからは、一転してドル売り円買いに。

 米指標を受けて一時2.2450%超えまで上昇した米債利回りが2.20%台まで落とされる中で
ドル売りが広がる格好となった。6月の利上げ期待が強い中での利回りの低下に、市場のポジション調整を誘った。

 ユーロドルも、最初の米債利回りの低下局面で1.12台までユーロ高ドル安に。1.12台からの買いが続かず、1.1170近辺まで戻されたものの、基調はしっかりで、再び1.12を試す場面も

みんかぶ「Klugfx」山岡 
Source: klug

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です