【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(4月17日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「堅調!13万円でしっかり」です。
週オープン4月10日(月)に135,049円でスタートしたビットコイン円。
先々週に引き続き、先週も変わらず堅調でした。
13日(木)には安値127,940円をつけたもののその後は一度も13万円を割れることなく週末クローズしました。
ちなみに、フィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

フィアットは動きがありました。
しばらく割れなかった注目ライン110円割れをし、その後108円台まで一気に下落。
要因は、緊迫化する北朝鮮情勢です(これを地政学的リスクといいます)。
アメリカが北朝鮮に先制攻撃を仕掛けるかもしれない(その後ホワイトハウスはこれを否定)ニュースなどにより、マーケットはリスクオフの流れとなっています。
まだビットコインには目立った反応はありませんが、今後このリスクオフの流れで「有事のビットコイン」という反応を見せるのか、それとも全く関係のない動きをするのかに注目しています。
今週の見通し
SMAをプロットしてみましょう。
パラメーター(設定値)は
短期線:7
中期線:35
長期線:105
です。

難しい展開です。
長期ではしっかり上昇していますが、実は短期線は下がってきており、レジスタンスの役割をしています。
ドル円でこういった展開であれば、テクニカル的に少しショートを試したい展開です。(ただ、ビットコイン円でそれをするは推奨しませんが)。
バイ・アンド・ホールドを狙っている方は無理して買い増す場面でもないでしょう。
今週は様子見です。
また最近、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)が盛り上がっており、「どう思いますか?」と聞かれることがあります。
実際モナーコインのSegwit(Segrated Witness)有効化で価格が上昇しています。
ここまで上昇して儲かっている方を見ると「自分もやってみたい!」と思う方も多いかと思いますが、まだまだ不安要素が多くてリスキーです。保守的と言われようが、イチ為替ディーラーとして皆様にはまだおすすめはできるものではないと考えています。やるなら、0になる危険性があることをしっかり理解した上で投資をして下さい。
今後、北朝鮮情勢が一層緊迫化してくるとさらにビットコインにも動きが見られるかもしれません。
すでに為替のプロのマーケットではいろんなディーラーが警戒を強めています。
いつもより定期的にニュースなどの情報チェックをし、相場の急変に備えましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
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