【ロンドン市場】米国の祝日で動意薄、ポンド堅調も前週末からのレンジ内

 20日のロンドン市場は、全般に動意薄のマーケット。米国がプレジデンツデー、カナダが家庭の日の祝日でいずれも主要市場が休場となることが背景。

 ドル円は113円台前半での揉み合い。ロンドン朝方には113.24近辺まで高値を伸ばした。その後の反落は113.00近辺まで。その後は方向感に欠ける取引が続いている。欧州株は序盤に買いが先行したが、取引中盤にかけては各国指数が高安まちまちとなっている。リスク動向は落ち着いている。

 欧州通貨ではポンドが堅調。ポンドドルは1.24台前半から後半へ、ポンド円は140円台前半から141円台前半へと水準を上げている。ただ、前週末の下落を戻す動きに留まっており、先週からのレンジ感には大きな変化はみられていない。この日発表された2月の英CBI製造業受注指数は8と前回の5から上昇した。事前予想は4だった。輸出受注と最終財受注は前回からやや悪化したが、生産高、平均販売価格などの項目は改善した。

 ユーロ相場は小動き。ユーロドルは1.06台前半での取引に終始しており、東京午前の上下動のレンジ内。ユーロ円は120円台前半での揉み合い。一時120.31レベルと小幅に高値を伸ばしたが、伸びを欠いている。伊紙からユンケル欧州委員長の3月辞任の観測報道があったが、EU報道官はこれを作り話だと否定した。最新の仏世論調査では、ルペン氏がやや支持を広げているが、ユーロ相場は反応薄。このあとのユーロ圏財務相会合ではギリシャ問題について討議される。当初は3月までの支援合意が期待されたが、難航が予想されている。ドイツ連銀月報が公表されている。全般に強いトーンだったが、これにも反応はみられず。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug

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