週明け16日の市場は、ポンド売りの動きが強まって始まった。週末に英紙が伝えた「メイ英首相は17日の演説でEU単一市場からの離脱に向けた準備があると発表」との報道が、ハードブレグジットによる英経済への悪影響を懸念した市場のポンド売りを誘った。
ポンドドルは前週末の1.21台後半から1.20を割り込むところまで値を落として始まり、ポンド円も139円台半ばの前週末終値水準から137円近辺まで下げて始まっている。
その後もポンドは安値圏での推移。対ドルでは少し値を戻したものの、ポンド円は東京午後も137円近辺での推移と安値もみ合いとなった。
こうした動きを受けて、リスク警戒での円買いが進み、ドル円は114円割れを付ける動きに。前週末NY市場の安値近辺まで値を落とす格好となっている。大きく値を落とした日経平均の動きなどもドル円の重石に。
NY市場がキング牧師の日で休場となる中、海外勢からのポジション調整が入った面も。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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