朝方のドル売りに108円85銭近辺まで値を落としたドル円は、その後のもみ合いを経て、午後に入って買戻しが強まり、109円台を回復している。
レンジを超えていくだけの勢いがなく、しっかりとした方向性が見えない展開。
今晩予定されているトランプ大統領によるイラン核合意に関する判断への警戒感もあって、ドル円の頭が押さえられているものの、108円台を積極的に売るだけの勢いは見られない。
その他通貨も、朝方のドル売りから一転して午後はドル買いがやや優勢。昨日の海外市場で一時1.19割れを付けたユーロドルは、朝のドル売りに1.1940近辺までユーロ高ドル安が進んだものの、再び1.1910割れまで値を落とすなど、ドル買いが優勢に。
10時半に発表された3月及び第一四半期小売り売上高が弱めに出た豪ドルは、対ドルで0.75を割り込み、昨日の安値も下回る動きを見せた後、いったん0.75台を回復。もっとも午後のドル高基調に、発表直後の安値を割り込むところまで豪ドル売りドル買いが進むなど、頭の重い展開となっている。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug
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