8日のロンドン市場は、ドル買いが優勢。この後にECB理事会の結果発表を控えており、これまで進んだユーロ買い・ドル売りに調整が入る形になっている。また、あすの日本時間早朝にはトランプ米大統領が関税政策について署名を行う予定と報じられており、その詳細な内容を見極めたいとのムードもある。
ユーロドルは軟調。ロンドン序盤は1.24ちょうど近辺での揉み合いだったが、次第に売りが優勢になっている。取引中盤には安値を1.2369レベルに広げている。ユーロ円は131円台後半が重く、131.21レベルまで連れ安。その後は131円台半ばへと下げ渋り。円相場は方向感に乏しい。欧州株は高安まちまちもやや買い優勢。ECB理事会を控えて、現状維持となる見込みが大勢。前日までのドル売り・ユーロ買いへのポジション調整が入っているもよう。
ポンドドルも上値が重い。ロンドン早朝には1.39台に乗せる場面があったが、その後は売りに転じている。取引中盤にはユーロドルとともに下値を広げ、一時1.3857レベルまで下落。ポンド円は147円台前半での弱もち合い。安値を147.04レベルに小幅に伸ばした。
ドル円は、106円台前半での取引。ロンドン序盤には105.89レベルまで安値水準を更新したが、その後は下げ渋り。106円台を回復して、106.10-20レベルへと戻している。ただ、東京朝方の高値106.21レベルには届いていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
Source: klug
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