11日のロンドン市場は、円買い方向への動き。欧州株が序盤の上昇を消してマイナスに転じるなど調整ムード。きょうはトランプ氏関連の新規材料に欠けているほか、週末を控えていることや、米国がベテランズデーで取引が細ることが予想されている。
序盤は欧州株が上昇したことで一時106.85近辺まで買われたドル円だが、欧州株が下げに転じると一時106.04近辺まで下押し。ただ、106円割れには至らず、今週後半のドル高の流れは維持されている。
ユーロ円は116.50近辺が重く、115.50割れ水準まで下押しされた。ユーロドルは1.09台を割り込むと1.0850台まで反落。
ポンドには買い圧力が継続。ユーロドルが1.08台後半へと反落する間に、ポンドドルは1.26台半ばへと高値を伸ばした。ポンド円は序盤に135円台乗せを試したが、ドル円の下げとともに134円ちょうど付近まで反落。ただ、東京タイムよりは依然としてポンド高水準を保っている。トランプ氏はこれまで、英EU離脱について肯定的な発言をしてきており、オバマ政権よりも英米の関係が改善するとの見方もあるもよう。
NY原油先物は44ドル割れへと下落。軟調な流れが続いている。11月のOPEC総会を控えて、産油諸国は10月に増産していたとの報道があり、生産削減合意は困難との見方がでていた。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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