ビットコイン週間概況-9/22~9/28

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(9/28終値) 462,995円 4,106米ドル
時価総額 76,820億円  681億米ドル
9/22~9/28の4本値
始値 高値 安値 終値
426,000円 476,800円 398,540円 462,995円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
9/22 ~ 9/28 317,134,341,866
9/15 ~ 9/21 546,809,362,386 -72.4%
9/8 ~ 9/14 475,608,740,942 13.0%
9/1 ~ 9/7 640,150,395,893 -34.6%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcjpy-10月10日-2017-22-21-11

日本のBTC市場は強気が優勢となり始めた。中国当局の仮想通貨への取り締まりに関する多くの報道がなされ、市場はそれに注目していたので、9月29日にFSAが正式に11社の仮想通貨交換業者の登録を発表したニュースは見過ごされたかも知れない。その中の1社には80万人のユーザーを持つbitFlyerも含まれている。

これは日本が仮想通貨へのサポートを示す最新の決定である。また、日本は本年4月1日にBTCを商品やサービスの支払い手段として、認める改正資金決済法を施行した。

 

同月、BTC/JPYの取引量は急増し仮想通貨市場は急騰した。今週BTC/JPYの取引が大商いとなり、BTC/USDの取引量をわずかに上回り取引ボリュームでは1位となった。但し、この二つのペアともその全体に占めるシェアはそれぞれ31%となっている。3位はBTC/KRWで8%、そのあとを僅差で7%のBTC/EURが続いている。来週は5月以来久しぶりにBTC/JPYが取引量、シェアともに1位の通貨ペアとなるであろう。

このBTC/JPYの取引ペアのボリューム増加と日本当局のポジティブな規制上の動きがBTC市場の弱気なセンチメントを払底するであろう。これに加え、過去2年間の市場動向を考慮すると年末のBTCの価格は620,000円前後で終了すると予想される。

 

この予想終値は現在のマーケットから30%以上の上昇となる。この予想は一見大胆にみえるが、実際には控えめであることがわかる。つまりこの2年間、BTC市場は10月初旬から新年までの間に非常に強い上昇を見せていた。例えば、2015年10月1日のBTC価格はbitFlyerにおいて27,000円であった。そして同年の12月29日の終値は50,170円であり85%の上昇となった。また2016年9月29日の週は61,117円でオープンし12月29日の週には143,164円でクローズした。実に135%の上昇である。

 

このことから、年末に掛けてBTC市場の極めて堅調な動きが予想されるが、その間に投資家は非常にボラタイルな興味深いマーケットを体験することになるであろう。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/9/28(基準日) 462,995円
2017/9/27(1日前) 448,909円 14,086円 3.14%
2017/9/21(1週間前) 426,000円 36,995円 8.68%
2017/8/28(1ヶ月前) 472,114円 -9,119円 -1.93%
2017/6/28(3ヶ月前) 285,850円 177,145円 61.97%
2017/3/28(6ヶ月前) 118,474円 344,521 290.80%
2016/9/28(12ヶ月前) 61,189円 401,806円 656.66%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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