ビットコイン週間概況‐10/14~10/20

日本円 米ドル
価格(10/20終値) 65,688円 631.52米ドル
時価総額 10,470億円 101億米ドル
10/14~10/20の4本値
始値 高値 安値 終値
66,289円 67,250円 65,269円 65,688円
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週間概況と最近の話題

ビットコインの値動きはやっと日中を通して活発になり、ビットコイン取引に良い日柄となってきました。ビットコイン価格は今週67,250円の高値と65,269円の低値で取引されています。しかし、市場には下向きの圧力があるようで、ビットコイン価格が63,000円程かそれ以下に下落する可能性があります。

しかし、今週、ビットコインの分野ではとてもポジティブな進展がいくつかありました。ライセンスを持っているビットコイン取引所Gemini Trust CompanyのオペレーターであるWinklevossの双子の兄弟はビットコイン価格の日次オークションを16.00(EDT)で開始しました。先月の開始以来、オークションは1,900件以上のビットコイン取引を行っており、これはアメリカのビットコイン取引件数の15%以上に値します。

これは彼らのアプリケーションがアメリカ初のETFとして開始されることへのいい影響にもなります。Winklevoss兄弟は過去3年間に、ビットコインのETFを作ろうとしていましたが、成功には至っていませんでした。しかし、その間に市場へは数々のETNが導入されてきました。Winklevoss兄弟はこのETFの開始で、新しい分野を開拓しようとしています。もし成功すれば、COINというティッカーとしての取引が開始される事になります。今までの道のりは厳しく、彼らのアプリケーションは何度も却下されてきましたが、この火曜日、彼らの修正された上場投資信託が、State Streetを管理者として登録されました。State StreetはビットコイントラストのNAVの計算を含む決済と信託管理を提供します。

投資家達はWinklevossのETFに興味を示しており、ETFの需要が実質的な需要を喚起してビットコインの価格を押し上げるかもしれません。金のETFのように、ビットコインのETFはビットコイン市場の状況を永久的に作り変えてしまえる投資媒介物となる可能性があります。最初に金のETFが開始された2003年を振り返れば、金はUSD$400を下回る価格で取引されていました。それ以降、金の価格は劇的に上昇し、2012年には、USD$1,800まで飛躍しました。

これは9年間で4倍以上の価格です。もしビットコインが同じ傾向を辿れば、2025年に、ビットコインの価格は240,000円以上になるという計算になります。しかし、ビットコインがいくつもの国で承認され通貨自体が成長している中、一つのビットコインの価格はそれ以上の価値になっていると私は感じます!

 

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2016/10/20(基準日) 65,688円
2016/10/19(1日前) 65,523円 165円 0.25%
2016/10/13(1週間前) 66,287円 -599円 -0.90%
2016/9/20(1ヶ月前) 61,961円 3,727円 6.02%
2016/7/20(3ヶ月前) 71,441円 -5,753円 -8.05%
2016/4/20(6ヶ月前) 47,872円 17,816 37.22%
2015/10/20(12ヶ月前) 32,243円 33,445円 103.73%

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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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Source: ビットフライヤー

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