週明け28日の東京外国為替市場はドル円が一時111円台前半まで売り込まれるなど、これまでのドル高に対する調整の動きが広がった。
先週末の海外市場で114円手前から調整が入った流れが継続。これまでの一本調子の上昇に対する警戒感から、調整が入りやすい地合いとなっていた。
直接のきっかけは米債利回りの低下。トランポノミクスへの期待感からこれまで上昇が目立った米長期債利回りが、2.35%手前から2.32%割れまで若干低下する中で、ドル売りの動きが広がった。
ドル円は先週下値を支えた112円台半ばを割り込むと、ストップを巻き込む形で売りが入り、111円台前半まで急落。もっとも、米債利回りの低下が収まると、一転して112円を付けるなど、不安定な展開が続いた。
その他通貨に対してもドル売りの動きが目立ち、ユーロドルが一時1.0680台まで上昇するなどの動きに。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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