ビットコイン週間概況‐10/21~10/27

日本円 米ドル
価格(10/27終値) 72,420円 689.48米ドル
時価総額 11,552億円 110億米ドル
10/21~10/27の4本値
始値 高値 安値 終値
65,689円 72,740円 65,522円 72,420円
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週間概況と最近の話題

この数週間、ビットコイン価格は順調な上昇トレンドに乗っています。この2か月の間の高値となる70,000円を超える水準となり、過去14週間の高値を記録しています。

急な上昇であるため、微妙な市場の調整はあるかもしれませんが、それは今回の価格上昇を引っ張った先導者たち次第です。ビットコインが経済の出来事によってあまり影響を受けていないため、トレーダーはなぜビットコイン価格が急に上昇したり下落したりするのかについて悩まされます。この数週間、多くのアナリストは価格の上下の理由として中国人民元の継続的な下落を挙げています。

人民元や他の通貨がこの下落に影響されている中、中国のトレーダーはビットコインを安全資産通貨として目を向けています。ビットコインを買うことが、ユーザーにとっては下落している人民元に対して資産を保全する助けとなっています。

当然、ほとんどの投資家はビットコイン価格の上昇を見るのは楽しみであり、それが継続することを期待します。しかし、投資家が現在の価格に対してどのような影響を及ぼせるかについては、多くの議論があります。一部のアナリストは、ビットコインでモノやサービスを消費することが、ビットコイン価格の継続的な上昇の助けになると信じており、その一方で、ビットコインを保有することが短期的に見て、より強い影響があると主張する者たちもいます。

ビットコインを保有する事は、その分を市場から本質的に取り除くこととなり、その結果として市場においての供給を減少させることになります。もし単純な経済原理である需要と供給を使って考えれば、それも価格を上げるはずです。

他の見方としては、もしビットコインでモノやサービスを消費すれば、通貨としての正当性を強化することになります。これはより多くの流通業者がビットコインを通貨として導入することにつながり、さらにビットコインがより多くの場所で受け入れられることに意味します。すなわち、ビットコインはその過程を通して通貨としての価値を得ていきます。これが、多くのビットコイン熱狂者が「購入して保持する」スタンスと反対の立場をとっている背景です。

現時点では、これまでにどちらの見方も通用したことを考慮すると、この状況に対してどちらの戦略が適当かを判断することは難しいことです。しかし、2500人以上の流通業者が日本でのビットコイン決済を受け入れていることを考えると、以前よりビットコインを使うことは遥かに簡単でしょう!

 

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2016/10/27(基準日) 72,420円
2016/10/26(1日前) 70,265円 2,155円 3.07%
2016/10/20(1週間前) 65,688円 6,732円 10.25%
2016/9/27(1ヶ月前) 61,108円 11,312円 18.51%
2016/7/27(3ヶ月前) 69,272円 3,148円 4.54%
2016/4/27(6ヶ月前) 51,040円 21,380 41.89%
2015/10/27(12ヶ月前) 35,488円 36,932円 104.07%

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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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Source: ビットフライヤー

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