三井住友信託銀行、NECやIBMと共にブロックチェーンを使った実証実験に着手

10月25日に三井住友信託銀行がFintechに関する取り組みとして日本電気株式会社及び日本アイ・ビー・エム株式会社の協力を得ながらブロックチェーンを使った実証実験を行うことが発表された。

 

三井住友信託銀行の信託関連業務におけるブロックチェーンや人工知能の活用に向けて10月から4つ(ブロックチェーン関連2つ、AI関連2つ)の実証実験を同時に開始し、具体的な活用可能性や効果を検討・検証する。

 

ホールセール事業では債権流動化業務においてNECからクラウド型で提供されるブロックチェーンの検証環境を使った実証実験が行われる。受託事業ではグローバル・カストディ口座開設業務へのブロックチェーン活用検討が行われ、ブロックチェーンについてはIBMが取り組んできているHyperledgerプロジェクトのfabricがIBMのサービス「IBM Bluemix」上で提供されることが予定されている。どちらもブロックチェーンを利用することで管理コストの削減、サービスの向上ができるかどうかを検証するものだ。

 

AIについては証券代行業務でコールセンター照会対応の高度化、不動産関連情報の分析への活用が実証実験を通じて検討される。

 

また、三井住友信託銀行はSBI Ripple Asiaが事務局を務める「国内外為替の一元化検討に関するコンソーシアム」にも参加しており、マーケット・リテールにおいてブロックチェーンを使った送金・決済サービスの検討を行う。このコンソーシアムには現在国内42の金融機関が参加しており、2017年3月を目処に実証実験が行われる予定だ。

 

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Source: Coin Portal

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