11日の東京外国為替市場は、ドル高の動きが優勢な展開となった。米国の年内利上げ期待が根強く、先週金曜日の雇用統計後に進んだドル売りに対する調整の動きに。
ドル円は104円手前の売りに頭を抑えられたものの、押し目も限定的で、基調はしっかり。海外勢の本格参加を受けて、104円台を回復する動きを見せた。
前日の米株式市場の反発や円安の動きを好感して、朝から日経平均が反発。リスク選好での円売りに繋がった面も。
オセアニア通貨は午後に入って軟調地合い。マクダーモットNZ中銀総裁補佐が、NZの緩和姿勢維持について発言を行ったことなどが、NZドル売りを誘った。朝方74円台をつけていたNZドル円は73円台前半まで。豪ドル円もNZドル円に連れ安となった。
ポンドは今日も軟調地合いが継続。フラッシュクラッシュ後の戻りの鈍さが嫌気されている。
ユーロ円は、115円台後半での推移。ドル円などでの円安進行に支えられてしっかり。ただ、ユーロは対ドルで軟調地合いとなっており、ユーロ円も116円手前の売りを崩すほどの勢いは見られない。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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