【東京市場】円売り優勢、ドル円は101円に接近

 東京外為市場終盤は、円売り優勢となっている。ドル・円は101円に接近している。注目された第1回米大統領選テレビ討論会は、民主党の大統領候補のヒラリー・クリントン氏が優勢との見方から、中盤に、米株価指数先物が上昇し、円売りにつながった。ドル円は100円台後半に水準を引き上げると、その後は、同水準で小動きとなっていたが、終盤は、再び円売り優勢となっている。ドル円は100円台後半、ユーロドルは、1.12ドル台半ばで推移している。

 ドル円は101円に接近している。朝方は、第1回米大統領選テレビ討論会を控えて、神経質な動きとなる中、一時100.09付近まで急落する場面があった。この動きについては、まとまったドル売り・円買いは出たとの見方もあった。テレビ討論会が始まると、共和党の大統領候補トランプ氏が質問に答えずに、持論を繰り返すなどしたのに対し、民主党大統領候補のクリントン氏は、概ね落ち着いた対応をみせた。

 これを受けて、夜間取引で米株価指数先物が上昇、為替市場は円売りが優勢となり、100円台半ばから、100円台後半に水準を引き上げた。中盤から終盤にかけては、イベントが終了したことから、100円台後半で小動きとなっていたが、欧州早朝勢が参戦すると、101付近まで水準を引き上げている。なお、101円台前半は、売り物が多いとみられている。
 
 ユーロ円は、113円台半ばで取引されている。ドル円と同様に、テレビ討論会を受けて、中盤に112円台後半から113円台前半に水準を引き上げ。終盤に入ると、さらに地合いを引き締め、113円台半ばに上昇している。
  
 ユーロドルは、1.12ドル台半ばで取引されている。東京時間では、手掛り材料難から、1.12ドル台半ばでのもみ合いとなっている。

 日経平均は反発。終値は前営業日比139.37円高の1万6683.93円となった。
  
 午後3時27分現在では、ドル・円は1ドル=100.89円前後、ユーロ・円は1ユーロ=113.43円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1243ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug

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