29日のNY市場では、午前中に円高の動きが強まり、ドル円は106円70銭近辺から、一時106円20銭台まで値を落とす場面が見られた。
一方でユーロドルは1.2330近辺から1.2280台まで値を落とすなど、ユーロ売りドル買いの動きが見られる展開で、ドル円もドル安ではなくあくまで円高が優勢。
クロス円はその分下げており、ユーロ円は131円30銭近辺から130円60銭近辺まで値を落としている。
新規失業保険申請件数が45年超ぶりの低水準を記録するなど、米国の好材料が出ており、注目されたPCEデフレータは予想通りと、特に円高が進む材料は見られなかったが、28日のドル買い局面で出来た短期のドル買い円売りポジションの調整などが主体。
金曜日はグッドフライデーで欧州・米国が休場、月曜日はイースターマンデーで欧州が休場と、長い休みを前に、ポジション調整意欲が強いものとなった。
もっとも、NY午後に入ると、短期的な円買いポジションに調整が入る展開。ユーロ円が131円台を一時回復。ユーロドルが1.23台を回復などの動きに、ドル円も106円40銭台まで安値から値を戻した。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug
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