ビットコイン週間概況-10/20~10/26

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(10/26終値) 672,005円 5,897米ドル
時価総額 111,879億円  982億米ドル
10/20~10/26の4本値
始値 高値 安値 終値
638,500円 700,200円 602,526円 672,005円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
10/20 ~ 10/26 1,079,956,467,704
10/13 ~ 10/19 1,065,990,412,176 1.3%
10/6 ~ 10/12 597,292,691,325 44.0%
9/29 ~ 10/5 409,760,560,558 31.4%

週間概況と最近の話題

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BTCの価格は高値を更新し続けbitFlyer取引所では717,987円の新高値を付けた。11月10日以降のRSIがオーバーボートを示している中での高値更新はチャーチストを非常に驚かした。このことは、BTCは買われ過ぎており、価格がいずれ下落するであろうとトレーダー達が予想していることを示唆している。BTCやその他の仮想通貨のフェアバリューを測るのは非常に困難であり、価格予想をより難しくしている。

 

興味深いことに、BTCの価格ラリーは仮想通貨市場全体には大きな影響を及ぼしてはいない。通常はBTCが市場のセンチメントを支配しているので、BTCが上昇すれば他の仮想通貨も上昇しBTCが下落すれば他の仮想通貨も下落する。ここ数日、アルトコインの多くはBTCに比べて大幅に割安となっている。例えば、EthereumはBTCに対して20%割安となり、Rippleは30%もの割安となっている。これらのアルトコイン以外でも仮想通貨中トップ10の上位5に位置するコインもBTCに対して二桁の下落をしている。

 

BTC の価格上昇はその時価総額を歴史上初めて1,000億ドルの大台に乗せ、市場で最も支配的な暗号通貨としての地位を固めることとなった。Coinmarketcapのウエッブサイトによると、仮想通貨全体の時価総額は1,670億ドルを超えており、その中でBTCが占める割合は58.5%となっている。これは今年の5月初旬以来の最高水準であり、現在の上昇トレンドが継続しても50%のラインを容易に割ってくる可能性が大きい。1か月前には仮想通貨が上昇している中、BTCの市場でのシェアは45%であった。

 

さて、ここからどう動くのか? 今週は2番目の分岐、BTCゴールドのフォークの影響で価格の下落を引き起こした。しかし、現在価格は回復しており、伝統的なチャート分析の指標がまったく有効ではなくなっており、価格予想は非常に難しい状況である。現時点での筆者のアドバイスは先週と変わらず、非常に慎重に買い相場につ付いていくのが得策だと考えている。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/10/26(基準日) 672,005円
2017/10/25(1日前) 616,930円 55,075円 8.93%
2017/10/19(1週間前) 638,419円 33,586円 5.26%
2017/9/26(1ヶ月前) 434,111円 237,894円 54.80%
2017/7/26(3ヶ月前) 281,787円 390,218円 138.48%
2017/4/26(6ヶ月前) 143,870円 528,135 367.09%
2016/10/26(12ヶ月前) 70,265円 601,740円 856.39%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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