【ロンドン市場】ジャクソンホール会合を控えてユーロが神経質に上下動

 25日のロンドン市場は、ユーロが神経質に上下動。ユーロドルは序盤に1.1770台、ユーロ円は129.10近辺まで下押しされた。しかし、8月の独Ifo景況感は115.9と前回つけた最高水準116.0とほぼ並ぶ高水準となると、ユーロ売りの勢いは落ち着いた。取引中盤にはユーロドル1.1828近辺、ユーロ円129.68近辺に高値を伸ばした。ユーロドルは週明け21日の高値水準に顔合わせした。ドラギECB総裁やイエレンFRB議長のジャクソンホール講演を控えて方向性は定まらない。

 ポンドもユーロと同様に振幅。序盤にポンドドルは1.28割れ、ポンド円は140.20近辺まで小幅に下押し。その後は特段に材料に欠けるなかで、買いに転じると1.2840近辺、140.75近辺へとそれぞれ高値を伸ばしている。ユーロポンドもこの日は目立った方向性を示していない。

 ドル円は109円台後半での揉み合い。ロンドン前半は109.54から109.71レベルでの取引。東京市場からのレンジ内に留まっている。欧州株は買いが優勢になっているが、ドル円は反応薄。

 取引序盤にはNZドルや豪ドルなどオセアニア通貨買いが先行したが、豪ドル円は86.80近辺、NZドル円は79.25近辺まで上昇したあとは高止まり商状に落ち着いている。豪ドル/ドルは0.79台乗せ、NZドル/ドルは0.72台前半で高止まり。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug

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