【東京市場】株高受けて円安傾向広がる

 25日の東京外国為替市場で、ドル円は110円台を回復する動きとなった。朝方は前日の海外市場の流れを引き継いで、週明け東京午前の円安進行からの調整ムードが広がり、109円60銭を試す展開となった。しかし、109円半ば手前の買いが残っており、下値を止められると、その後はドル買い円売りが優勢に。

 前日の欧米市場で株価が大きく上昇したことを受けて、アジア株も軒並みの大幅上昇に。昨日値を落としていた中国株もプラス圏推移となって、リスク選好の動きが強まる中で、円売りが広がる展開となった。

 ドル円は110円台を回復。その後110円10銭台に乗せるなど、しっかりの展開。

 クロス円も軒並みの円安。ユーロは対ドルでの動きは目立たず、1.0860台を中心にしたレンジ取引に終始。

 その他通貨で目立ったのはカナダ。ロス商務長官がカナダ産の針葉樹林製材に関して、実質的な政府補助を受けているとして、平均20%の関税を課すことを通告。さらにトランプ大統領がカナダ産の乳製品にも関税をかける姿勢を示したことで、カナダ売りが広がった。ドルカナダは昨年12月以来のドル高カナダ安圏に。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅

Source: klug

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です