トランプ大統領のロシアへの情報漏洩疑惑が強まり、ドル円は昨日のNY市場で大きく値を崩して110円台まで値を落とした。
東京市場朝もそうした流れを受けてドル売り円買いが優勢となり、NY市場の安値を割り込んで110円54銭を付ける場面が見られた。
しかし、さすがにやりすぎ感もあって、その後は値を戻す動きに。日本のGDPの好結果もあって111円20銭台を回復。その後再び110円台に値を落とす場面が見られたが、午後に入って回復傾向が強まり111円40銭台まで値を戻す格好となっている。
トランプリスクを意識しているものの、一気のドル売り円買いにも慎重な動き。日経平均が一時300円を超える下げとなるなど、株安が強まったものの、ある程度は想定内の動きであり、下値からさらに突っ込んで売るだけの勢いに欠けた。
10時半に発表された雇用統計が強めに出た豪ドルはしっかり。雇用者数が予想を上回ったほか、労働参加率が維持される中で失業率が0.2%低下するなど、強めの結果に。雇用者数の上昇は非正規中心で、正規雇用は減少していた分、高値からの買いには慎重姿勢も、対米ドルで0.7410近辺から0.74台半ばを超えてくるなど、買いが優勢に。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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