週明けのNY市場、東京市場で大きく値を落とし、ロンドン市場でも頭の重い推移となった流れを受けて、NY市場も序盤はドル安が進行した。
米債利回りの低下もあって、ロンドン市場朝と同じ110円10銭台までドル円は下落。ユーロドルは1.09台を付けるなど、ドルはほぼ全面安となった。
米株式市場も大きく売られるなど、世界的なリスク警戒感の動きが強まり、クロス円も売りが優勢に。
もっとも、米債利回りの回復をきっかけにドル円は値を戻す動きに。110円手前の買いを崩し切れなかったこともあり、短期筋の買戻しを誘って、ドル円は110円60銭程度まで値を戻している。
大きく下げていた米株式市場も下げ幅を縮めるなど、過度なリスク警戒感に対する調整が入る展開。もっとも、下げに比べて戻りは鈍く、ドルの下値リスクは健在。前週末のヘルスケア法案採決中止により、今後の税制改革や金融規制改革の実行へ疑問符がついており、この後もトランプ政権の動向に神経質になる展開が続きそう。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
コメントを残す