こんにちは。国府勇太です。
今週(10月24日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

先週を一言で表すと「70,000円の壁突破!急上昇」です。
24日(月)68,405円でスタートしたビットコイン円。
先月の23日から続く上昇トレンドの流れを今週もしっかり引継ぎました。
先週「70,000円を超えると上昇が加速する」と述べましたが、早くもそういった場面を見ることができました。
26日水曜日、しっかり70,000円を超えるとその後は上昇が加速し、日曜には77,403円という高値までつけました。
なにか経済イベントによる変動というよりも、むしろシンプルにビットコイン需要が高まっていることが要因です。
先週のFiat通貨(ドル円)の動きも見ておきましょう。

円安ドル高が進行し、一時105円を超える場面も見られました。
12月のアメリカの利上げ期待や、アメリカ長期金利の上昇などが要因として挙げられていますが、こちらもビットコイン相場と同じく大きな材料がない中での上昇といえます。
今週の見通しは?
今週の見通しも変わらずロングです。
「ここまで上がればちょっとは下がるだろ」とは思いますが、それでもショートは危険な行為です。
下がれば押し目買いをするほうがトレードの成績は上昇します。
一目均衡表をプロットしてみましょう。

土曜に高値をつけたあと、反落しています。
この反落の目安はまずは「転換線」です。
30日(日)の反落もここで止まっています。
今後の見通しとしては、反落し転換線近辺まで下げたところで押し目買いを推奨します。
ここから大事なのは以下に保有ポジションのコストを下げるかです。
長期見通しは上昇でも何度か押し目をつけて下がることはあります。
そういったときにしっかり買いをいれて保有ポジションのコストを1,000円でも2,000円でも下げることがトレードで資産を増やすカギとなります。
かつて世界1位になったこともある投資家ウォーレン・バフェットは「保有している株が下落するとうれしくなる。買い増せるからだ」という趣旨の発言をしていました。
彼は米国株のバリュー投資ですが、長期で上昇期待が見込まれるビットコインにおいても同じようなスタンスで挑むのが基本はよろしいかと見ています。
直近の最大のイベントは11月8日のアメリカ大統領選です。
クリントン氏優勢とのメディア報道がなされていますが、「蓋を開けてみればトランプ支持層が優勢だった」ということもありえない話ではありません。
(そもそもイロモノ扱い候補者の一人にすぎなかったトランプ氏がここまできたことがサプライズです)
先週末、米連邦捜査局(FBI)が、ヒラリー・クリントン氏の私用サーバー問題を見直すと発表し、ドルは大きく売られています。
仮にトランプ氏が大統領となった場合、マーケットに与える影響は甚大です。動向には十分注意して下さい。
最後に、告知です。
以前より、11月13日(日)に都内でビットコイントレードセミナーを行うので告知させて頂いていましたが、もう既に定員が満員に達してしまったそうです。
申込み頂いた方ありがとうございました。
また、申込みしようとしたのにできなった方、申し訳ございません。
またの機会にぜひお会い出来るのをとてもとても楽しみにしております。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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